大阪弁の中でもいろいろあります。
id:taisin0212さんのご質問。話しの枕に…関西人はどこに行っても関西弁でしゃべってます。
若い頃はこの時期になると新潟や長野にスキーに行っていたのですが、ふと気づくとリフトの周辺で違和感がないな〜と思ったことがあって、聞こえる言葉全部関西弁でした*1。
さて、それはさておき、会社などの日常会話では、ある意味「関西弁の共通語、含む敬意」ぐらいの、よぅわからん「大阪弁+丁寧語」がまかりとおってます。滋賀、京都、奈良、和歌山、神戸、播磨あたりから人があつまるので、なんとなく大阪弁やけどよぅ聞いたらちゃう、かつ、なんとのー丁寧に聞こえる「大阪弁」です。
クラス分けすると、大阪弁でも友達同士や気の置けない人と話す「大阪弁」、会社や近所の人など、少し距離をおきたい、かつ敬意も表したいときの「大阪弁」、営業の人たちが使っている「大阪弁」、大阪から出たときに、大阪人であることをアピールするための、誰でもわかって受けをねらえる「大阪弁」、このあたりを使い分けてますな〜。
例文)
標準語:違いますね。
気の置けない大阪弁:ちゃう、ちゃう〜。
少し距離を置きたい、かつ敬意含む大阪弁:ちゃいますね〜。
ちなみに、ここで「ちゃうがな〜」というのは、明石家さんまさんや島田紳助さんのようにあの年代の男性の使い方で、年代と性別を選びます。
ちなみに、前回の「は手なのtadataraiさん えらいこっちゃ」part.54では、できるだけ大阪弁で書こうとしたけど、結構これが難しい。
大阪弁ってリズムとイントネーションやねんなぁと改めて思います。
書くと標準語と同じ「おはようございます」でも、独特のフシがあって、またそれも営業チック「大阪弁」やとまた独特のフシがあります。ううう、書くのは難しい。
また、「イチ、ニィ、サン、シィ…」と数字を数えるだけでも、フシがあるからな〜。なんでなんやろ。
さて、このご質問のおかげで、久々に聞きました。「河内のおっさんの唄」。このイメージが悪すぎて強すぎて、いまだに「河内」と聞くと誰でもそんな話し方しているのか?と思われることしばし。う〜ん、イメージ先行やな…。
ちなみに、上の例文でいくと、河内弁では「ちゃうやんけ」となります。
でも、実は当方が言葉を覚えたのは何をかくそう東京です。3歳から6歳まで父の都合で東京にいたので、そこで言葉を覚え、大阪に帰ってきたときは…相手が何を言っているのかわからなくてホンマ困りました。
しかし、それからウン十ウン年、大阪弁の上書きしてんけど…、ホンマのネイティブによると、「ちょいちゃうな〜」らしいです。奥が深い…。
*1:ただ、客観的な評価をすると、「話していたのが関西人だけだった」という可能性はあるかな。他の人は話されへん雰囲気になってたとか…