『先生のつうしんぼ』

ウン十年ぶりに読みました。
2月2日付けのニッキで、昔懐かしの読書感想文課題図書一覧などをみていて、
ついつい、いろいろ思い出し、入手可能な、この『先生のつうしんぼ』をゲットしました。

当時は何時間もかかって読んだだろうに、今は15分程度でしたね…。

映画化もされてたんだなぁ〜。

先生のつうしんぼ (偕成社文庫 (2077))
先生を評価する、なんてことは考えもつかなかった昭和50年代のお話。
先生の言うことは何でも正しくって、「神様」みたいな存在でした。

作者の宮川ひろ自身もあとがきで

通信簿をつけられているのは、じつは教師のほうではないかと、こわくなることがありました。

と書いています。

にんじんが食べられない先生。
お見合いの写真を、子どもの描いた似顔絵にした先生。
こんな先生が担任だったらな〜という感想文を書いた覚えが…^^);;;*1

蚕を教室で飼うあたりは、今の総合的な学習の時間のさきがけ、かもしれません。
…っていうか、本当はこういう生き生きとした活動をする時間だったはずなんだけど、現実はムズカシイ。

学級崩壊、モンスターペアレンツ学力低下などなど、今の先生は本当に大変そう。

ネズミーランドでは、大人も夢を見ることができるように、児童文学も夢を見せてくれますね。
しばらく、昔の本を探して読んでみようと思います。

先生のつうしんぼ (偕成社文庫 (2077))

*1:読んだ先生はさぞかし苦笑したことでしょう。