【京都市学校歴史博物館】行ってきました。

ここのところ二宮さんネタで続けてきましたが、実はこの方、ここにいらっしゃったんです。

見た目「まんま学校」です。
ここは博物館になる前は「開智小学校」でした。

京都市の学校は、学校制度の始まる明治5年より、3年も前の明治2年に、地元の自治組織である「番組」で建てられました。

この番組小学校は、警察・消防・区役所・保健所などの機能もあって、地域の総合コミュニティセンターの役割も持っていました。この時の学校の写真を見ると、学校なのに「火の見櫓」もあります。また、地域の人も学校に来て、いろいろ話しをきいていったそうです。
いま学校では、「地域協働」とか「開かれた学校」とか「生涯教育の場」とか言われていますが、その始まりがここにあるのかもしれません。

この京都市学校歴史博物館には、その明治、大正、昭和、平成の教育の変遷がわかるように、学校の写真、教科書、子どもたちの作品、給食*1が展示されています。


また、何でもかんでも「文明開化」の明治初期に、西洋文化ではなく、「日本文化に立ち返るべきだ」として、あくまで「毛筆画」にこだわった京都市。その甲斐あって、いわゆる日本画家が数多く京都から巣立っていきました。
そして、有名になって母校に自分の作品を寄贈しました。円山応挙上村松園北大路魯山人らの作品も飾ってありました。*2


場所:


よかったとこ:

  • 番組小学校」の写真を見ることができたこと
  • 昔の子どもが勉強した教科書や、子どもたちの描いた絵を見ることができたこと
  • ロッカーがタダなので、荷物があっても安心


残念だったとこ:

  • ミュージアムショップや休憩所があればいいのにな〜
  • 給食を食べることができたらサイコー
  • アトラクティブ性っていうか、今のままなら単なる「展示」なので、もう少し工夫があってもいいかも…

*1:もちろん模型

*2:著作権上掲載できませんが、博物館のサイト内でみることができます。

*3:結構遠かったです。道がまっすぐだと遠く感じるのか…