名作にしか残っていない「船場吉兆」
中学生ぐらいの時だったろうか。谷崎潤一郎にはまっていた。独特の耽美小説に心ときめかせて読んでいたものである。
なかでも「細雪」は大阪の姉妹の話で、今ではもう使わない大阪弁言葉なども楽しく、何度も読み直し、映画まで見に行った記憶がある。
この中で出てくるのか「船場吉兆」にお弁当を頼むくだり。
豪勢な大阪の老舗のお嬢さんが頼むお弁当ってどんなんやろ?
大人になったら食べに行きたい〜!!
その頃は「吉兆」と書いて「きっきょう」と読ませていたんやて〜。
知ったかぶりでいろんな人に触れまわっていた。
そんな「船場吉兆」
大人になったら食べに行こうと思いつつ、結局行けずに終わってしまいました。
谷崎潤一郎もさぞかしがっかりしているに、ちがいない。
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